『十字架のろくにん』は、中武士竜によるサスペンス・ホラー漫画です。
主人公・漆間俊が壮絶ないじめを受けた過去を持ち、その加害者たちへの復讐を描いています。
「打ち切り 理由」、「完結」と関連ワードで出てきますが、現在は「マガポケ」にて連載中の作品です。※以前は別冊少年マガジンで連載していました
本記事では、あらすじや登場人物、単行本の発売日、アニメ化予想などを紹介していきます。
「十字架のろくにん」あらすじ

物語は、主人公・漆間俊が小学生時代に、同級生5人から受けたいじめが次第にエスカレートし、ついには家族を失うという悲劇に見舞われるところから始まります。
いじめの内容は常軌を逸しており、肉体的・精神的な苦痛だけでなく、彼の大切な日常や希望をも奪い去るものでした。この残酷な出来事によって、俊の人生は一変し、深い絶望の中に突き落とされます。
しかし、彼はただ泣き寝入りするのではなく、生きる意味を「復讐」に見出します。唯一残された肉親である祖父の指導のもと、俊は過酷な訓練を積み、生き残るための技術を身につけていきます。
祖父はかつて戦場を経験しており、その知識と技術を惜しみなく俊に伝授。肉体の鍛錬だけでなく、精神面でも俊は徹底的に鍛え上げられ、復讐を果たすための準備を整えていきます。
そして高校生となった俊は、いじめの加害者たちの前に再び姿を現します。彼は表向きは普通の高校生を装いながら、慎重に計画を練り、かつての加害者たちを一人ずつ追い詰めていきます。
俊の復讐は単なる暴力ではなく、彼らが犯した罪の重さを実感させるような緻密で計算されたものです。
果たして彼は完全なる復讐を遂げることができるのか――それとも、復讐の連鎖の中で自らの魂をも失ってしまうのか。俊の壮絶な戦いが描かれていきます。
主な登場人物
- 漆間 俊(うるま しゅん):主人公。小学生時代にいじめを受け、家族を失った後、祖父のもとで復讐のための訓練を受ける。
- 至極 京(しごく きょう):いじめグループのリーダー格。冷酷で計画的な性格。
- 久我 大地(くが だいち):いじめグループの一員で、暴力的な性格。
- 円 比呂(まどか ひろ):いじめグループの一員で、至極に心酔している。
- 右代 悠牙(うしろ ゆうが):いじめグループの一員で、表向きは好青年だが裏の顔を持つ。
- 千光寺 克美(せんこうじ かつみ):いじめグループの一員で、弱者を弄ぶことを好む。
- おじいちゃん:俊の祖父。元軍人で、俊に復讐のための技術を教える。
発行部数
2022年に100万部を突破したと発表がありましたが、その後は新たな情報は無し。
約3年前の発行部数なので200~400万部を突破していてもおかしくありません
本作は、連載当初は売上が伸び悩んでいましたが、マガポケ移行後に電子版が好調で大きく発行部数を伸ばしました。
単行本の発売日
巻数 | 発売日 |
---|---|
1巻 | 2020年8月7日 |
2巻 | 2021年2月9日 |
3巻 | 2021年5月7日 |
4巻 | 2021年9月9日 |
5巻 | 2021年12月9日 |
6巻 | 2022年3月9日 |
7巻 | 2022年6月9日 |
8巻 | 2022年9月9日 |
9巻 | 2022年12月9日 |
10巻 | 2023年3月9日 |
11巻 | 2023年6月8日 |
12巻 | 2023年8月8日 |
13巻 | 2023年10月6日 |
14巻 | 2023年12月7日 |
15巻 | 2024年5月9日 |
16巻 | 2024年7月9日 |
17巻 | 2024年9月9日 |
18巻 | 2024年11月8日 |
19巻 | 2025年1月8日 |
20巻 | 2025年4月9日 |
最新刊となる「第20巻」は”2025年4月9日”に発売予定となっています。
口コミや評判
読者からは、復讐劇の過激さや緻密なストーリー展開が高く評価されています。
一方で、暴力的な描写やグロテスクなシーンも多いため、閲覧には注意が必要との声もあります。
また、主人公の心情描写や人間関係の描き方が深く、物語に引き込まれるとの感想も多く見られます。
アニメ化はするのか?
センシティブ(過激)なシーンが多い作品ですので、アニメ化出来るのか心配する投稿もSNS上で多く見受けられます。
しかし、連載から4年以上経っている+発行部数も他のアニメ化作品と比べても遜色が無い数字のため、今すぐ発表があってもおかしくありません。
主人公にボイスが付いている事もあって、可能性としては「30%~50%」といった所でしょうか。
グロテスクな表現が苦手な方は見なければ良いわけですし、個人的には動いている漆間を見たいなと思っています。
「十字架のろくにん」はどこで読めるのか
「マガジンポケット」にて無料で読むことが出来ます